洗濯で色移りしたときの落とし方|乾かす前なら間に合います

服のトラブルを直す 公開 2026年8月10日 約7分で読めます

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この記事の結論

色移りは乾かす前が勝負です。40℃のお湯と洗剤でもう一度洗えば、たいてい落ちます。

最終更新: 2026年8月10日

洗濯で色移りしたときの落とし方|乾かす前なら間に合います
目次28項目
  1. 色移りは落とせる? 乾かす前か後かで決まる
  2. 濡れているうちなら落ちる
  3. 乾いてしまった場合
  4. 乾燥機にかけた場合
  5. 色移りが起きる原因は、水に溶け出した染料
  6. 濃い色の新品ほど出やすい
  7. 水温が高いほど溶け出す
  8. 詰め込みと長時間の放置
  9. 色移りを落とす手順(乾かす前)
  10. 用意するもの
  11. 所要時間の目安
  12. どのくらい落ちるか
  13. 乾いてしまった色移りの落とし方
  14. 酸素系漂白剤でつけおき
  15. 煮洗いできるもの
  16. 白い綿・麻だけに使える方法
  17. 素材別に使える方法と使えない方法
  18. 綿・麻
  19. ウール・シルク
  20. ポリエステル・ナイロン
  21. 色柄物
  22. 色移りでやってはいけない4つのこと
  23. 自分で落とせないときはどうするか
  24. 色移りさせないための洗い方
  25. 洗う前に分ける
  26. 洗い方の設定
  27. 洗ったあと
  28. 買ったときにできる確認

色移りは、乾かす前に気づけばほぼ落とせます。

逆に言えば、乾かしてしまうと難しくなります。まだ濡れているなら、この記事を読む前に洗濯機を回し直してもいいくらいです。

色移りは落とせる? 乾かす前か後かで決まる

判断の基準は1つだけ、乾いたかどうかです。

状態落ちるか
洗濯機から出したばかりで濡れているほぼ落ちる
干したが、まだ生乾きかなり落ちる
完全に乾いた薄くはなる。残ることが多い
乾燥機にかけたほとんど落ちない

濡れているうちなら落ちる

染料はまだ繊維の表面に乗っているだけで、内部に入り込んでいません。もう一度洗えば、水に溶けて流れます。 温度を上げるとさらに落ちやすくなります。

乾いてしまった場合

乾く過程で、染料が繊維の内部に定着します。この状態でも酸素系漂白剤のつけおきで薄くなりますが、完全に元へ戻ることは少ないと考えてください。

乾燥機にかけた場合

熱で染料が固定されます。染色の工程で熱を使うのと同じことが、家庭の乾燥機の中で起きています。ここまで来ると、家庭で落とすのはほぼ無理です。

色移りに気づいたら、干す前でも乾燥機には絶対に入れないでください。

色移りが起きる原因は、水に溶け出した染料

色移りは、片方の服から溶け出した染料が、別の服に付着することで起きます。生地が擦れて色が移るのではなく、水を介して移動しています。

濃い色の新品ほど出やすい

染料が繊維に定着しきっていない衣類は、洗うたびに余分な染料が出ます。とくに藍染めのデニム、赤・紺の綿製品は出やすい傾向があります。

買って数回は単独で洗ってください。洗濯表示に「単独で洗ってください」と書かれているものは、そのとおりに扱う必要があります。

水温が高いほど溶け出す

温度が上がると染料が溶けやすくなります。落とすときには味方ですが、防ぐ場面では敵になります。濃い色を洗うときは水温を上げないでください。

詰め込みと長時間の放置

洗濯槽に詰め込むと、衣類同士が密着したまま回ります。溶け出した染料が薄まらず、隣の生地に触れ続けます。

洗い終わったあと濡れたまま何時間も放置するのも同じです。洗濯が終わったらすぐ出す。 これだけで色移りはかなり減ります。

色移りを落とす手順(乾かす前)

40℃のお湯と洗剤でもう一度洗います。 詳しい手順はこのあとの番号付きの説明にまとめています。ここでは必要なものと時間の目安を出します。

用意するもの

  • 洗濯用洗剤(普段使っているもので構いません)
  • 酸素系漂白剤(粉末タイプ)。落ちにくいときに使います
  • 40〜50℃のお湯
  • バケツか洗面器(つけおきする場合)

特別な薬剤は要りません。 まずは普通に洗い直すところから始めてください。

所要時間の目安

洗い直しが1回30〜40分。落ちなければ、つけおき30分〜1時間を追加します。確認してから乾かすので、その日のうちに終わらせる作業です。

どのくらい落ちるか

濡れているうちなら、1回の洗い直しでほとんど分からなくなります。落ちが悪ければ、つけおきを追加して2〜3回まで。それでも残るなら、それ以上は生地を傷めるだけです。

濡れているときは色が濃く見えます。 明るい場所で確認し、迷ったら乾かさずにもう一度つけおきしてください。

乾いてしまった色移りの落とし方

乾いた色移りは、時間をかけて少しずつ薄くしていく作業になります。

酸素系漂白剤でつけおき

40〜50℃のお湯に、表示どおりの量を溶かします。粉末タイプのほうが、液体より働きが強い傾向があります。30分から1時間浸し、すすいでから確認してください。

1回で落ちなくても、繰り返すと薄くなることがあります。ただし1日1回までにしてください。連続すると生地が傷みます。

煮洗いできるもの

白い綿・麻で、洗濯表示に高温を禁じる記載がないものに限ります。鍋にお湯を沸かし、酸素系漂白剤を溶かして15〜20分ほど弱火で煮ます。

アルミの鍋は使わないでください。 変色します。ステンレスかホーローの鍋を使い、火から離れないでください。

白い綿・麻だけに使える方法

塩素系漂白剤は、白い綿・麻に限れば強く効きます。ただし色柄物では元の色まで抜け、ウールと絹は繊維そのものが傷みます。

塩素系漂白剤は、酸性タイプの洗剤と混ぜないでください。 有害なガスが出ます。使うときは単独で、換気をしながら扱ってください。

素材別に使える方法と使えない方法

素材洗い直し酸素系漂白剤塩素系漂白剤
綿・麻(白)○(傷みます)
綿・麻(色柄)×
ポリエステル・ナイロン×(表示を確認)
ウール・シルク中性洗剤のみ××

綿・麻

最も強い素材で、お湯もつけおきも使えます。色移りを落とす作業に最も向いています。 白物なら煮洗いまで選べます。

ウール・シルク

酸素系漂白剤も使えません。動物性の繊維はアルカリに弱く、繊維そのものが溶けます。中性洗剤で30℃以下の水で洗い直すところまでが家庭でできる範囲です。

これで落ちなければ、クリーニング店に相談してください。自分で漂白剤を使うと、色移りより大きな損害になります。

ポリエステル・ナイロン

酸素系漂白剤が使えます。ただし化学繊維は染料が定着しやすく、一度乾くと落ちにくい傾向があります。濡れているうちの対処がより重要になります。

色柄物

酸素系漂白剤は色柄物にも使えますが、必ず目立たない場所で試してから全体に使ってください。白い布を当てて色が移るなら、その衣類には使えません。

色移りでやってはいけない4つのこと

乾燥機に入れる。 熱で染料が定着します。色移りに気づいた服は、原因が分かるまで乾燥機に入れないでください。

部分だけを洗う。 その部分だけ色が抜けて、境目が出ます。特に白物では、洗った場所だけ明るくなって余計に目立ちます。

塩素系漂白剤をいきなり使う。 落ちる前に元の色が抜けます。まず洗い直し、次に酸素系。塩素系は白い綿・麻の最後の手段です。

熱いお湯で色柄物を洗う。 色移りを落とそうとして、今度は自分の服から色が出ます。表示された上限温度を超えないでください。

自分で落とせないときはどうするか

2〜3回試して落ちなければ、そこで止めてください。それ以上は生地が傷むだけです。

クリーニング店には「染み抜き」とは別に、色移りを扱う作業があります。ただし受け付けているかどうかは店によって差があり、生地と染料の組み合わせによっては断られます。持ち込む前に電話で確認してください。

頼むときは、次のことを伝えてください。

  • どの服と一緒に洗ったか(デニム、赤い綿、など)
  • 乾かしたか、乾燥機にかけたか
  • 自分でどんな処置をしたか。漂白剤を使ったなら必ず伝えてください

落ちないと判断した場合は、上から染め直すという選択肢もあります。全体を濃い色に染めれば、色移りは分からなくなります。

色移りさせないための洗い方

分けて洗う。それだけでほとんど防げます。

洗う前に分ける

  • 白・淡い色と、濃い色を分ける。 最低限これだけは守ってください
  • 新品の濃い色は、最初の2〜3回は単独で洗う
  • 洗濯表示に「単独洗い」の記載があるものは、そのとおりにする

洗い方の設定

  • 水温を上げない。お湯取り機能は濃い色の洗濯では使わない
  • 洗濯機に詰め込まない。 容量の7割までにすると、水がよく回って染料が薄まります
  • 色移り防止シートを併用する。溶け出した染料を吸着します。ただしこれだけに頼らないでください

洗ったあと

  • 終わったらすぐ出す。 濡れたまま放置した時間の分だけ、色は移ります
  • 干す前に、白物を明るい場所で確認する。ここで気づけば、まだ間に合います

買ったときにできる確認

濃い色の服を買ったら、目立たない場所を濡らして白い布で押さえてみてください。布に色が付くなら、その服は単独で洗うと決めておけば、事故は起きません。

手順

  1. 乾かさずにもう一度洗う気づいた時点で乾燥機にも入れず、干しもせず、すぐ洗い直します。乾く前なら染料はまだ繊維に定着していません。
  2. 40℃のお湯を使う水よりお湯のほうが染料が溶け出します。洗濯表示の上限温度を超えない範囲で、できるだけ温かく。
  3. 落ちなければ酸素系漂白剤でつけおき40〜50℃のお湯に溶かし、30分から1時間浸します。色柄物にも使えます。
  4. 色を確認してから乾かす濡れているときは色が濃く見えます。明るい場所で確認し、残っていればもう一度つけおきしてください。

よくある質問

乾かしてしまったら、もう落ちませんか?
難しくなりますが、諦めるのは早いです。酸素系漂白剤の40〜50℃つけおきを繰り返すと薄くなることがあります。ただし完全に戻らない場合が多く、生地も傷むので、状態を見ながら判断してください。
塩素系漂白剤を使ってもいいですか?
白い綿・麻に限れば効きますが、色柄物では元の色まで抜けます。ウールと絹には使えません。まず酸素系を試してください。白物でも生地は確実に傷みます。
色移りしやすい服はありますか?
濃い色の新品、特に藍染めのデニム、赤や紺の綿製品は染料が落ちやすい傾向があります。買ってから数回は単独で洗うと安全です。
洗濯機の中で色移りを防ぐ方法はありますか?
色移り防止シートを一緒に入れると、水に溶け出した染料を吸着してくれます。ただし万能ではないので、濃い色と白は分けて洗うのが基本です。
洗濯槽に濡れたまま何時間も放置していました
色移りが起きる典型的な状況です。水に溶けた染料が、隣り合った衣類に長時間触れ続けるためです。すぐに40℃のお湯で洗い直してください。放置時間が長いほど落ちにくくなります。
一部分だけ色が付きました。全体を洗う必要がありますか?
全体を洗ってください。部分だけを洗うと、その周囲だけ色が抜けて境目が出ます。特に白物では、洗った部分だけ明るくなって余計に目立ちます。
つけおきは何時間まで大丈夫ですか?
1時間を目安にしてください。それ以上長く浸けても落ち方はほとんど変わらず、生地の傷みと、他の色が溶け出す危険だけが増えます。長時間より、短い時間を複数回のほうが安全です。

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